当麻東原古墳・当麻谷原古墳群

番外編 のんびり歴史歩き

神奈川県にもいくつかの古墳があります。相模川上流部にある当麻東原(たいまあずまはら)古墳・当麻谷原(たいまたにはら)古墳群は、古墳時代後期のもので、いずれも円墳です。古墳自体も、いくつか見ることができます。出土品の一部は、相模原市立博物館や相模原市立史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館などに展示してあります。

当麻東原古墳は、JR相模線、原当麻駅から徒歩で向かえます。住宅街の中に、当麻東原公園となっています。

公園内に、古墳が残されています。

実際に登ることもできるようです。

そこから、坂の上り下りもありますが、徒歩20分ほどで、当麻谷原古墳群の一つの近くに到着します。

当麻谷原古墳群のそれぞれの位置関係は、次の地図のようになっています。(この地図は、相模原市立史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館)のリーフレットに記載されているものです)

1号墳は、市の史跡に指定されており、相模原ポンプ場のフェンス越しに、望むことができます。

2号墳は、現在、ポンプ場の建物になっている場所のようです。

3号墳は、ポンプ場内の鉄塔の根元を目安に探すと、見つかります。ポンプ場南側の金山神社のうらから、ポンプ場のフェンス越しに見えました。(フェンスの隙間から撮ろうとしたら斜めになってしまいました!)

4号墳は、ポンプ場南側の金山神社の横にありました。

5号墳、6号墳は、住宅地の中で、痕跡はわかりませんでした。

7号墳は、畑の中に、そこだけ木が数本はえている場所があり、そのあたりかと思いました。8号墳は、畑の中にこんもりとした土塁があり、そこかと思いました。(どちらも私有地の様子なので、写真は控えました)

9号墳、10号墳は、未確認です。

11号墳は、現在、旧石器ハテナ館の駐車場のあたりと思われます。

12号墳のあった場所は、現在、住宅地になっているようですが、古墳は田名向原遺跡公園の中に移築復元されています。日曜日には復元した石室の中が見学できるようです。公園に隣接した、相模原市立史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館)には、12号墳からの出土品が展示してあります。直刀や鏃(やじり)、アクセサリー類が展示されており、この古墳に埋葬された人が権力者であったことがうかがわれます。

13号墳は、現在、田名向原遺跡公園内公園内にあり、位置のみ示されています。

14号墳もまた、同じ公園内に位置が示され、だいぶ小さくなってしまっていますが、盛り上がった様子を見ることができます。

相模川上流部にこれだけの古墳群があり、さらに多くの副葬品があったということは、古墳時代後期、このあたりに権力者がいたことが想像できます。その権力者は、どのような人物で、どのあたりまでを支配していたのか。当時この地域には、どんなクニがあったのか。古代へのロマンを感じます。

ちなみに、12、13、14号墳がある田名向原遺跡公園は、約2万年前と言われる旧石器時代の住居状遺構が発見されたところです。現在は、発掘時の様子がレプリカで展示してあり、遺跡そのものは1m50cm下に埋め戻されて保存されているそうです。併設された旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館)に、様々な説明や実際に見つかった石器なども展示してあります。柱穴、炉跡など揃っている旧石器時代の住居跡と思われる遺構は、国内でも、世界的に見ても、たいへん貴重なものです。

参考 相模原市立史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館) リーフレット1 2015